住んでいる市のボランティア活動の一つ、高齢者を対象とするパソコン教室の手伝いを頼まれて、かなり多くの時間を取られる状態になってしまいました。
10年近く続いている教室で、受講者資格は、男性が60才以上、女性が55才以上ということになっています。受講者は女性が圧倒的に多いという状況です。何人かの人に、パソコンの勉強を始めた動機を聞いたところ、孫と会話をするときの共通の話題になる、定年退職したご主人のために同窓会の名簿や会合の案内状を作ってあげる、などといった、ほほえましい答えがありました。皆、最初は、パソコンの電源を入れたり切ったりするのにも苦戦したようですが、いまではUSBメモリーを持ち歩いて、データの収集を楽しんでいる人もいます。
教室の雰囲気は、企業の社員教育や大学の講義とは全く違いますが、話をしながら感じる反応が非常にはっきりしています。多彩な学習者に、何をどう説明すればよいかといったことを考えていると、私自身も楽しくなってきます。講座のヒントを得るためにパソコンショップを歩き回っていると、料理教室の講師が食材を探しているときも同じような気持ちになるのかなと、ふと思います。
パソコンの教科書に頻出するカタカナ言葉をできるだけ使わずに、講座のテーマとして取り上げた内容をしっかり受け入れてもらうことは簡単ではありませんが、新しい経験の蓄積が始まりました。
都丸敬介(2006.04.16)