なんでもマルチメディア(457):シニアー・パソコン教室

 住んでいる市のボランティア活動の一つ、高齢者を対象とするパソコン教室の手伝いを頼まれて、かなり多くの時間を取られる状態になってしまいました。
 10年近く続いている教室で、受講者資格は、男性が60才以上、女性が55才以上ということになっています。受講者は女性が圧倒的に多いという状況です。何人かの人に、パソコンの勉強を始めた動機を聞いたところ、孫と会話をするときの共通の話題になる、定年退職したご主人のために同窓会の名簿や会合の案内状を作ってあげる、などといった、ほほえましい答えがありました。皆、最初は、パソコンの電源を入れたり切ったりするのにも苦戦したようですが、いまではUSBメモリーを持ち歩いて、データの収集を楽しんでいる人もいます。
 教室の雰囲気は、企業の社員教育や大学の講義とは全く違いますが、話をしながら感じる反応が非常にはっきりしています。多彩な学習者に、何をどう説明すればよいかといったことを考えていると、私自身も楽しくなってきます。講座のヒントを得るためにパソコンショップを歩き回っていると、料理教室の講師が食材を探しているときも同じような気持ちになるのかなと、ふと思います。
 パソコンの教科書に頻出するカタカナ言葉をできるだけ使わずに、講座のテーマとして取り上げた内容をしっかり受け入れてもらうことは簡単ではありませんが、新しい経験の蓄積が始まりました。
都丸敬介(2006.04.16)

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「なんでもマルチメディア(457):シニアー・パソコン教室」への1件のフィードバック

  1. 私も、年のせいか忘れっぽくなりましたが、現在パソコンを使えるシニアー世代を一人でも多く増やしたく思っています。
    そこで、趣味の延長上ですが自宅で”パソコン教室”をやってみようと思い。
    現在、ホームページを作成しております。
    まだまだ、土曜日・日曜日くらいしか仕事の関係で出来ませんが、要望者が多くなったら、本格的に機器をそろえていこうと思い計画してます。
    これから先、団塊の世代が高齢化していく中、情報化の進展は更に多岐に亘り、
    官庁の手続き関係も、先々は電子化されていくことを思うと、一人でも多くの方たちが
    パソコンになれて使用できるように、少しでもお手伝いになればと思います。
    また、ホームページの内容からして、近隣の個人・事業者の方たちのホームページ作成のサポートも出来ないかと思うしだいです。
    是非、近隣の方でパソコンをやって見たいと思う方には、是非、パソコン学習会に参加していただければ幸いに思います。

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