なんでもマルチメディア(456):ミャンマー旅行記(6)

3月21日(火)ヤンゴン(2)
 今回の旅行を締めくくるミャンマーのハイライト、ヤンゴン市内のスーレー・パゴダとシュエダゴン・パゴダを拝観。スーレー・パゴダは高さ46m、シュエダゴン・パゴダは高さ100mの釣り鐘状のパゴダである。(写真)
シュエダゴン・パゴダ.jpg
シュエダゴン・パゴダは小高い丘の上にあり、境内のエレベーターを利用する。巨大なパゴダの周りには、多くの信者が寄進した大小様々のパゴダや仏像が並んでいて壮観である。大理石の床に座って祈る人、花束を供える人、安産を願う人など、この国の人々に根付いている信仰を強く実感する。塔の最上部には76カラットのダイヤモンドを始めとして、7千個を超す宝石が埋め込まれている。肉眼では見えないが、夜ライトアップしたときに輝くダイヤモンドが見える場所が町の中にあるという。
 チャウッターチー・パゴダは比較的新しい。全長70mの全国で三番目の巨大な寝釈迦が、鉄骨組の屋根が付いた格納庫のような建物に収まっている。壁はなく、吹き抜けで涼しいためか、お釈迦様と同じ姿で昼寝をしている人が何人もいる。平和でほほえましい。
 ヤンゴン最大のポーチョーアウンサン・マーケットはイスタンブールやカイロのマーケットと同じような雰囲気で、日用品や土産物などなんでもある。ガイドの女性も小さな店を一軒持っていて、ガイドの仕事がないときは、ここで商売をしているという。ミャンマーの給料は、ヤンゴンの企業に勤めている人の事務職が月額100米ドル、外資系企業社員が300米ドル程度。通貨はチャットだが、どこでも米ドルが使える。
 5時にホテルをチェックアウトして空港に移動。バンコク経由の帰国の途についた。短い期間ではあったが、充実した毎日だった。移動が効率的で、時間に十分なゆとりがあったので、疲れることもなく良い旅だった。
都丸敬介(2006.04.08)

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