なんでもマルチメディア(489):コンピューターウイルス

コンピューターウイルスに感染するというのはどういうことなのか」、「ウイルスに感染したことはどうして分かるのか」、「ウイルス対策ソフトをパソコンに組み込んだところ、パソコンの動作がおかしくなった」、「インターネット事業者の迷惑メール防止サービスを申し込んだところ、警告メッセージが送られてくるが意味が分からない」といった相談を受けることがときどきあります。
 テレビや新聞でコンピューターウイルスの被害やインターネット犯罪が報道されることが多くなったにも関わらず、冒頭の疑問に答えるような啓蒙的な説明がほとんどありません。一口にコンピューターウイルスといっても、その種類は万のオーダーに達していて、もたらす影響や被害の状態はさまざまです。
JIS情報処理用語ではウイルスを,「自分自身の複写,又は自分自身を変更した複写を他のプログラムに組み込むことによって繁殖し,感染したプログラムを起動すると実行されるプログラム。備考:ウイルスには被害や迷惑を与えるものが多く,あらかじめ決められた日付などの事象によって起動されることがある」と定義しています。このように、専門家はウイルスの要件を規定していますが、一般にはこの定義に当てはまらないプログラムや不正行為との区別はつきません。
 セキュリティー対策ソフトウェアやサービス事業者のセキュリティーサービスは、それぞれに効果がありますが、広い意味のウイルスに感染しないため、あるいはネットワーク犯罪の被害者にならないための啓蒙活動の拡大が必要です。
都丸敬介(2006.12.04)

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