今月(2007年2月)8日に、台北にある故宮博物院の大改修が終わって公開されたことが報道されました。この博物院は世界四大博物館の一つといわれているそうですが、そのような肩書きを知らなくても、中に入るとそのすばらしさに圧倒されます。65万点あるという収蔵物は、内戦で敗退した国民党が北京の故宮博物院から運んだものですが、これだけのものをよくも運んだと驚きます。
以前拝観したときの展示品は、陶磁器や絵画が多かったように覚えています。骨董屋の店先にあれば一つだけでも人目を引きそうな、美しい青磁や白磁の作品が何十も並んでいたのは壮観でした。このような展示物を北京の故宮博物院では見かけませんが、北京のほうには、運べなかったのではないかと思える大きな展示物がいくつもあります。両方の博物院を見比べると、歴史の流れを強く感じます。
北京の故宮は昔の紫禁城そのものなので、建物自体が素晴らしい文化遺産です。台北の故宮博物院は20世紀に博物館として建築されたものですから、北京の故宮と比較することは意味がありませんが、これも素晴らしい建造物です。
たっぷり時間をとって、もう一度台北の故宮博物院を見たくなりました。
都丸敬介(2007.2.18)
日: 2007年3月4日
なんでもマルチメディア(497):南房総の花畑
今月に入ってから毎日のように、どこかのテレビ局で南房総の花畑の旅番組を放映しています。昨日(2月11日)は無風、快晴の行楽日和だったので、私も館山近辺の花を見に行ってきました。私の家から、久里浜の東京湾フェリー乗り場まで、車で30分程度で行けるのですが、混んでいて、約40分間隔で運行しているフェリーに乗るのに1時間半以上待たされました。
フェリーの房総半島側発着所がある金谷のすぐ近くにスイセンの里というひなびた集落があります。斜面を横切る、乗用車がすれ違うのに苦労するほどの幅の道に沿って、延々とスイセンが連なっています。花はまだ咲いていますが、みな盛りを過ぎて、黄色が茶色に変色していました。人出は少なく、のんびりと空気を楽しんでいるように見えました。
房総半島最南端の海岸に沿った房総フラワーラインは立派なドライブ道路です。道沿いに約1km離れて「館山ファミリーパーク」と「南房パラダイス」という二つの大きなテーマパークがあります。館山ファミリーパークは駐車場が満杯で入れませんでしたが、南房パラダイスをゆっくり楽しみました。ここはシンガポールの国立植物園と姉妹提携をしているとのことで、園内に入るとすぐに、シンガポールの海岸にある有名なマーライオンのレプリカが立っています。園内には、花壇のほかに連絡通路でつながれた11の温室があります。全長が300mだそうです。サボテンの温室の大きなサボテンは見事でした。ラン園は、シンガポールのラン園のほんの一部の規模です。熱帯植物園を楽しむのであれば、その国に行かなければならないということを改めて認識しました。
フラワーラインのあたりには、花摘み農園が点在しています。帰路は車の中が花の香りで一杯になりました。皆さんに花の香りを送れないのが残念です。
都丸敬介(2007.2.12)