今月に入ってから毎日のように、どこかのテレビ局で南房総の花畑の旅番組を放映しています。昨日(2月11日)は無風、快晴の行楽日和だったので、私も館山近辺の花を見に行ってきました。私の家から、久里浜の東京湾フェリー乗り場まで、車で30分程度で行けるのですが、混んでいて、約40分間隔で運行しているフェリーに乗るのに1時間半以上待たされました。
フェリーの房総半島側発着所がある金谷のすぐ近くにスイセンの里というひなびた集落があります。斜面を横切る、乗用車がすれ違うのに苦労するほどの幅の道に沿って、延々とスイセンが連なっています。花はまだ咲いていますが、みな盛りを過ぎて、黄色が茶色に変色していました。人出は少なく、のんびりと空気を楽しんでいるように見えました。
房総半島最南端の海岸に沿った房総フラワーラインは立派なドライブ道路です。道沿いに約1km離れて「館山ファミリーパーク」と「南房パラダイス」という二つの大きなテーマパークがあります。館山ファミリーパークは駐車場が満杯で入れませんでしたが、南房パラダイスをゆっくり楽しみました。ここはシンガポールの国立植物園と姉妹提携をしているとのことで、園内に入るとすぐに、シンガポールの海岸にある有名なマーライオンのレプリカが立っています。園内には、花壇のほかに連絡通路でつながれた11の温室があります。全長が300mだそうです。サボテンの温室の大きなサボテンは見事でした。ラン園は、シンガポールのラン園のほんの一部の規模です。熱帯植物園を楽しむのであれば、その国に行かなければならないということを改めて認識しました。
フラワーラインのあたりには、花摘み農園が点在しています。帰路は車の中が花の香りで一杯になりました。皆さんに花の香りを送れないのが残念です。
都丸敬介(2007.2.12)
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