なんでもマルチメディア(441):情感のコミュニケーション

情報通信関係では日本国内最大の学会である、電子情報通信学会の会誌の最新号(2006年1月)で、「情感のコミュニケーション」をテーマとする特集を組んでいます。「情感のコミュニケーション」の定義あるいは概念がはっきりしていないので、論文執筆者の視点がばらばらであり、そのこと自体が新しい問題を提起しているように思えます。
 ある人は「情感は、我々が伝え合う人間的・主観的な価値の領域まで踏み込んでコミュニケーションをとらえようとする概念である」と言い、他の人は「情感コミュニケーションとは心の通うコミュニケーションである」としています。論文に書かれて具体例には、臭覚や触覚を含む五感通信、絵画や音楽の感性情報、感覚器官障害や知的障害がある人のコミュニケーション支援などがあります。
 今年はモーツァルトの生誕250年ということで、モーツァルトの音楽が大きな話題になっています。特に、癒しの効果が注目されて、この効果を裏付ける科学的な分析も話題になっています。
 こうした分野の研究成果をビジネスに結びつけるのは簡単なことではありません。また、幅広い感性と好奇心、そして人生経験がないと、研究の方向付けをすることすら難しいかもしれません。けれども、いろいろな経験と考える時間をたっぷりもっている人たちで、じっくり議論をすると、面白いアウトプットが生まれるかもしれません。インターネットの仮想空間で、この分野の話題を議論したいですね。
都丸敬介(2006.01.15)

なんでもマルチメディア(440):シニアの海外旅行

今年も、頂戴した年賀状の中に、海外旅行の写真が何枚かありました。現役を引退したシニア世代が、いろいろな国を旅して楽しんでいる様子を見聞きすると、自分のことのように嬉しくなります。
 私もときどき海外旅行を楽しんでいるので、旅の方法を聞かれることがあります。私の旅のポリシーは極めて単純です。行く場所を決めたら、何日間か滞在するホテルを予約して、後のことは現地に行ってから考えるのが基本です。滞在するホテルに着いて最初にするのは、フロントか旅行案内デスクで、その場所を起点とする観光旅行の情報を集めることです。どこの都市に行っても、半日観光や一日観光、あるいは数日の観光旅行のメニューがいろいろあります。天気と体調を考えて面白そうなコースを選び、残りの時間で市内を歩き回ります。
 一日のバスツアーでも、前の日に予約すればよいということを学習しました。ときには、一泊か二泊の魅力的なツアーを見つけることがあります。そのときは、大きな荷物をホテルに預けておきます。その間の部屋代を請求されたことはありません。
 英国のスコットランドでは、エジンバラを起点にして、一日のバスツアーで400マイル(640km)を走ったことがあります。ネス湖を始めとする湖や高原地帯をまわり、スコッチウイスキーの醸造所で非売品の年代物をご馳走になりました。オーストラリアのケアンズでは、クルーザーで沖合に出て、浮島のような小さなヘリポートで乗ったヘリコプターで、水中の青い珊瑚礁を見下ろしました。
 今年もまだ海外旅行に出かける体力が残っているので、どこに行こうかと夢を見ています。
都丸敬介(2006.01.08)