6月11日(月)
朝9時に出発。オンフルールを通過して、セーヌ川河口のノルマンディー橋を渡り、海岸の町エトルタに着く。霧が濃く眺望は良くない。エトルタは印象派の巨匠モネが断崖の絵を描いた場所として知られているらしいが、よく整備された海水浴場だ。
逗子湾に似た、長さが1km程度の砂浜の両端に切り立った断崖がある。海に向かって右手の断崖の上にある小さな教会まで急な坂道を登ったが、ますます霧が濃くなった。昼食の時間まで海岸のベンチでのんびりした時間を過ごした。
セーヌ川河口の町ル・アーブルで、広い砂浜を見てから、歩いて10分ばかりの町中にあるサン・ジョセフ教会を見学。この教会を中心とする整然とした町並みは1950年代に造られたもので、世界遺産に登録された近代都市の第1号だという。教会は市庁舎かと思うような高層建築に見えるが、中は吹き抜けの高い塔で、窓にはステンドグラスがはめられている。
ドーヴィルのホテルに戻り、午後7時頃夕食に外出。海岸のシーフード・レストランに行ったが、土曜日以外は夕食を営業していなかった。市内中心にある噴水を正面にしたレストランで、路上のテーブルに着いて食事を待っていると、パトカーに先導された自転車レースが始まった。市内周回レースで、40〜50人程度の選手が10回ほど目の前を通り過ぎた。途中棄権をしたり、沿道の知人と話をしている選手がいたが、3周ほど遅れて走り続けた選手もいた。
都丸敬介(2007.7.16)
スポンサーリンク