6月12日(火)
朝8時半にホテルをチェックアウトして出発。昨日通過したオンフルールの港と中世に建てられたサント・カトリーヌ教会を見学。広場を挟んで鐘楼と向かい合っているこの教会は、船大工の手作りで、素朴ながっしりした木造。
ヨットハーバーの入口に回転木馬がある。回転木馬は町の中心に欠かせないものらしい。ヨットハーバーに出入りする船のために、道路が開閉橋になっている。しばらく眺めていると、入港してきたヨットのために、開閉橋が垂直に立ち上がった。
バイユーで、幅50cm、長さ70mの絵巻物のタピストリーを見た。物語の内容は、11世紀のノルマンディー公ウィリアムのイングランド征服記。日本語の音声ガイドで個々の画面の解説を聞くことができた。
バイユーの大聖堂は規模が大きいが、特に印象に残ることはなかった。
昼食後、1944年にノルマンディー上陸作戦が行われたアロマンシェ(Arromannches)で上陸博物館を見学。海上に散在する、軍用物資陸揚げのために作られた臨時港の構築機材の残骸は、この作戦の規模を物語っている。博物館の入口に掲げられた「6 JUIN 1944 D DAY」の表示がこの博物館の存在意義を端的に示している。参観者はかなり多く、いろいろな国の言葉が耳に入った。
午後6時半にモン・サン・ミッシェルのホテル「ルレ・サン・ミッシェル」に到着。快晴で、部屋の正面にモン・サン・ミッシェルの全景が広がっている。
ホテルから島までは1km。夕食後9時頃ホテルから島の入口まで散策。夕日が美しい。10時過ぎに日没。ライトアップされた教会の建物が浮かび上がったのは11時頃だった。
都丸敬介(2007.7.19)
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