一週間ばかりミャンマーを旅行してきました。インドとタイに挟まれて、これらの国と風土や歴史そして宗教が似ているミャンマーには以前から興味がありましたが、土地勘がないので、どこをどう回ればよいのか分かりませんでした。そこで、旅行会社のパンフレットやインターネットで情報を集めて、ある旅行会社のプランを利用することにしました。結果的には家内と二人で出かけて、現地のミャンマー人ガイドと三人で優雅な旅行をしてきました。
政治や経済の面では成長が著しい近隣諸国と比較して遅れているようですが、恵まれた国土と穏和な人たちに接して、すばらしい国だという感想を持ちました。ミャンマーの面積は日本の1.8倍、人口は4,400万人。85%が敬けんな仏教徒です。西のベンガル湾側にある大きなアラカン山脈に遮られて台風の影響はなく、広大な平野では米の三毛作が行われています。また宝石や錫などの地下資源があります。北部の山岳地帯ではスキー場の建設が始まっているとのことです。
日本からの直行便がないので、バンコクで乗り継いで首都のヤンゴンに入り、国の中央部にあるバガンとマンダレーを回りヤンゴンに戻りました。ヤンゴンを東京とすると、バガンは奈良に、マンダレーは京都に相当します。これらの都市の間は国内線旅客機で移動し、旅行会社がチャーターしたタクシーでそれぞれの地域を回りました。個別の見聞は後日報告いたしますが、高さが100mを超す黄金のパゴダや林立する大小多数の寺院遺跡には圧倒されました。日本人の旅行者は非常に少なく、目立ったのは、ドイツ、フランス、イタリアといったヨーロッパの旅行者でした。近い将来、人気が出る観光地になる予感がしました。
都丸敬介(2006.03.27)
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