なんでもマルチメディア(451):ミャンマー旅行記(1)

3月18日(土)バガン(1)
 昨夜7時頃ヤンゴンのセドナ・ホテル・ヤンゴンにチェックイン。東京の一流都市ホテルにも劣らない立派なホテルだ。ヤンゴンを見るのは後回しにして、今日の旅はバガンから始まる。早朝4時モーニングコール。5時にホテルを出て空港に向かう。ミャンマー人の若い女性ガイドと我々夫婦三人の旅が始まった。空港の待合室で、ホテルが用意してくれたパンと果物の朝食。6時30分発のジェット機に乗り、1時間強でバガンに着いた。バガンの空港は新しく、仏教建築風の空港ビルは清潔である。
 現地の旅行会社がチャーターしたタクシーで、空港から町までは30分程度。道路が広く車が少ないので快適なドライブ。走っている車の8割は中古日本車だという。最初に訪れたのはニャンウーマーケットという町の市場。野菜や果物、魚、米といった食品のほかに、日常生活品や衣料品から骨とう品まで何でもある。食料品は生産者が運んできたもので、周辺の町の販売業者も仕入れにくるという。
 バガンは大河イラワジ河のほとりにある、仏教寺院遺跡の町である。11世紀から13世紀にかけて建築された数千の寺院や仏塔が林立している。何度もの大地震があり、崩壊と再建が繰り返されてきたという。
 最初に訪れたバガン郊外のシュエジゴン・パゴダは、黄金色に輝く巨大な釣り鐘型の建物だ(写真)。肉眼では見えないが、塔の最上部には巨大な宝石が埋め込まれているという。パゴダの入り口には屋根つきの大きな門前市があり、通路の両側に仏具屋や土産物店などが並んでいる。ここは聖域の中であり裸足で歩く。境内には中心になる巨大なパゴダのほかにも多くの塔がある。ミャンマーは人口の85%が敬虔な仏教徒であり、多くの塔や仏像は信者が寄進したもの。この国の仏教はお釈迦様だけを信仰の対象にしている。
シュエジゴン・パゴダ.jpg
 町の中心部分にそびえ立つアーナンダ寺院(写真)は,東西南北のそれぞれの方角を向いた、高さ9mを超す大きな仏像が祭られている。この仏像の材料はチーク材だという。
アーナンダ寺院.jpg
都丸敬介(2006.04.03)

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