なんでもマルチメディア(487):ミャンマーの供養

なんでもマルチメディア(487):ミャンマーの供養
 今年も年末が近づき、喪中欠礼のはがきを何通か受け取りました。今年ミャンマー旅行をしたときに、ガイドさんに他界した人たちの供養をどのようにしているのか質問したところ、意外な説明を受けました。
 ミャンマーは敬虔な仏教国ですが、墓も家の仏壇ないというのです。葬式が終わって遺灰を散布した時点で、亡くなった人とは完全に別れてしまい、その後の供養は行わないというのです。このような習わしが全国的なことなのか、隣接している仏教国ではどうなのか、といったことを調べてないので、これ以上の情報はありませんが、興味深いことです。
 これと対称的なのがインドネシアのバリ島です。バリ島にはイスラム教徒に追われて逃げ込んだヒンズー教徒が、長年の鎖国時代に作り上げた習慣が根付いていて、どこの家にも祖先を祭る祠があり、毎日食べ物や花が供えられています。
 日頃はあまり気にしていないことでも、旅先で未知の文化や生活習慣に出会うと強い印象を受けます。これが海外旅行の大きな楽しみです。だからといって、旅行に出かける前に旅先のことをいろいろ調べているわけではありません。ミャンマーやバリ島の見聞を思い出しながら、次はどこに行こうかと考えています。
都丸敬介(2006.11.20)

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