なんでもマルチメディア(661):シニアパソコン指導で学んだこと(3)

私がシニアパソコン講座の指導を頼まれたとき、それまでの講座内容はワード、エクセル、電子メールおよびインターネットの情報閲覧が中心でした。これらはパソコンを利用するための基礎として欠かせないことですが、受講者の年齢が60代、70代が中心であることを考えると、パソコンを日常生活の友として楽しむには十分ではありません。

 シニアの人たちの多くが、写真、絵画、絵手紙、俳句、生け花、茶道、音楽、旅行などを楽しんでいます。そこで、こうした幅広い趣味の世界とパソコンをつなぎ合わせる学習指導を行うことにしました。

 手始めに、私自身が現役だった1990年代に使っていたパワーポイントの機能や使い方を教えることから始めました。パワーポイントの多彩な描画機能やバックグラウンド・ミュージックをつけたスライドショーに、大部分の受講者が驚きましたが、すぐにこれらの機能を使うことに慣れてきました。

 しかし、パワーポイントでは写真の加工、動きのあるアニメーションやフォトムービーなどの作成機能はありません。そこで、これらのことができるソフトウエアを探すことにしました。具体的なことについては後日紹介します、

 添付ファイルの2枚の画像は受講者がパワーポイントで作ったものです。どちらも70代の女性の作品です。数回の講義でこうした作品を生み出すシニアの好奇心と学習意欲は、指導をしていて楽しくなります。

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都丸敬介(2013313)

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