なんでもマルチメディア(562):学ぶ楽しさ

現役を引退してから長い年月が経ちましたが、今でもときどき頼まれて、若い技術者を対象とするセミナーで講義をしています。2日間で12時間の集中講義が終わると、どっと疲れが出ますが、気分はさわやかになります。過日、休憩時間に若い受講者と雑談をしていて、その人のお祖父さんと私が同年代だということが分かりました。

 2世代分の年齢差がある若い人に最先端の話をしていて年齢差を感じないのは奇妙なことかもしれませんが、現在の新技術や新製品が、20年〜30年の時間を経て今の状態に到達した経緯を知ることは、若い人たちに新鮮な刺激を与えるようです。そして、技術進歩の過程を体系的に把握することが、今後の発展のビジョンを描くのに役立つことを理解できるようです。

 こうした話をするためには、講師としても現在起こっていることを学習しなければなりません。インターネットが発達したおかげで、図書館に行ったりセミナーに参加したりすることなしに、欲しい情報を世界中から即時に入手できるようになりました。忙しい現役の技術者に代わって情報を集めて整理しているのだと考えると、情報収集に力が入ります。

 現役の技術者を対象とするセミナーではありませんが、シニア世代のパソコン教室で講義をするためにも、常に新しい情報を集めて分析しています。このために、パソコンショップに足を運ぶことが多くなりました。パソコンショップの中を歩き回っていると、現在のIT産業の動向がよく分かります。また、製品の説明書に書いてない使い方を見つけると楽しさが広がります。

都丸敬介(2008.7.13

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