私は今日(2010年3月3日)77才になりました。人生に幾つかの節目があるとすれば、77才の誕生日はその1つかもしれませんが、日常生活が10年前と殆ど変わらないので、格別の思いはありません。
最近もっとも多くの時間を使っているのは、シニアパソコン教室ですが、現役時代からの延長で、ときどき企業の中堅技術者研修で「情報通信ネットワークの技術動向」の講義をしています。半世紀にわたって技術革新の最先端を体験した人がほとんど残っていないためか、受講者の強い反応を感じています。
2日間で12時間の講義をするのは、かなりの体力と集中力が必要ですが、自分で納得できる講義を行うために、体調を整えていることが、日常生活にもよい効果をもたらしているようです。
この講義では、最初に以下のような10年単位の特徴を整理して、技術の成り立ちや動向を説明しています。
1970年代:新ネットワーク時代の黎明期
1980年代:新通信サービスの発展期
1990年代:ディジタルネットワークの発展期
2000年代:ブロードバンドネットワーク時代
2010年代:サービス融合の時代
このような見出しだけでは内容の説明になりませんが、それぞれの年代に議論したことや、実現したことあるいは実現できなかったことは、若い技術者に伝えるべき貴重な内容を含んでいます。
都丸敬介(2010年3月3日)
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