なんでもマルチメディア(533):バリ島

インドネシアのバリ島で開かれていた、地球温暖化防止を話し合う国際会議COP13が終わりました。この会議の開催地としてなぜバリ島が撰ばれたのか知りませんが、この島の豊かな自然環境自体がいつまでも保たれることを願わずにはいられません。
 学生時代に手に入れた、昭和12年発行の「東印度諸島の怪奇と芸術」という本を読んだときから、いつかは行ってみたいと思っていたバリ島に、1980年代から90年代にかけて国際会議や家族旅行で何度か行きました。
 最初に行ったのは、技術セミナーの講師を頼まれたときでした。そのとき滞在したのは、第2次世界大戦の賠償として日本が建設したホテルでした。まだ、ホテルの外には土産物屋がなかった頃ですが、豊かな自然と伝統的なヒンズー文化を堪能できました。その後は、訪れるたびに急速に進む観光地化を実感しましたが、自然と歴史を背景にした文化は簡単には変わりません。
 ガイドブックにも書かれていますが、インド洋に面した海岸の夕日は感動的です。旅行会社に頼んで、夕日を見るのに適したホテルの部屋をとってもらったことがあります。何もしないで夕日を見ているのは最高の贅沢の一つかもしれません。我が家の玄関には、羽を広げたガルーダを頭に乗せた少女の、黒檀の置物があります。これを見るとバリ島を思い出します。ガルーダはインドネシアのシンボルです。
都丸敬介(2007.12.16)

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