テネリフェ島の西に40km離れたラ・ゴメラ島に渡り一日を過ごす。朝8時15分にホ
テルのロビーに集合。すでにパトリシアさんが待っていた。大型の高速カーフェリー
で9時にテネリフェ島を出発。1時間足らずでラ・ゴメラ島東海岸の町サン・セバス
ティアンに到着。カーフェリーの客室は久里浜と金谷の間のフェリーの4倍ほどの広
さで、客室の下の車庫には大型バスが何台も入る。
ラ・ゴメラ島は直径が20kmほどの円形の島で、カナリア諸島の中で唯一つ空港がな
い島だったが、空港の建設が進んでいた。島の中心に最高1,487mの台地がある。この
付近は照葉樹の原生林が広がるガラホナイ国立公園で、世界自然遺産に登録されてい
る。
海から見た海岸の断崖や、島の中の険しい段々畑が印象的だ(写真参照)。訪れた
小さな熱帯植物園ではマンゴーやバナナの実がなっていた。
午後1時、島の北部の村ラス・ロサスのレストランで昼食。独特の指笛による情報
伝達のデモンストレーションがあった。客の持ち物を食堂の中に隠し、そのことを見
ていた男性が指笛で知らせると、別室で聞いた女性が隠したものを探し出して、持ち
主に渡す。山の中では数km離れて指笛による会話ができるという(写真参照)。
昼食後、ガラホナイ国立公園の景色を楽しみながら、最高点の近くで車を降りて、
山頂に通じる幅3mほどの緩い傾斜の山道を歩く。道の両側には切れ目なくいろいろ
な花が咲いている(写真参照)。
ほど歩いて山頂の展望台に出た。
奇岩や段々畑を見ながらサン・セバスティアンに戻り、コロンブスが礼拝したとい
う15世紀の教会の近くの喫茶店で休憩。午後5時発のカーフェリーに乗り、5時50分に
テネリフェ島に戻った。
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