なんでもマルチメディア(543):ネパール旅行記(3)

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 ガイドブックに出ていた超小型飛行機でヒマラヤの遊覧飛行をしたかったので、昨日のうちに朝の早い時間のフライトを予約した。

 8時にホテルを出て、空港まで歩いて行き、8時半に超小型機のモーターグライダーに乗った。二人乗りスクーターに大きな羽をつけたようなロシア製の飛行機で、パイロットと二人で乗る。3機のうち1機は格納庫に入っていて、飛べるのは2機しかない。用意されている上下の防寒服を着てヘルメットを被る。パイロットの前に風防があるだけなので、上空に昇るとかなり寒い。カメラのシャッターを切るのも手袋をしたままだ。

 旅客機と同じ滑走路を使って離陸すると、標高800mの地上から4,000m位の高度まで一気に上昇した。非常に乗り心地がよい。右翼の先端にカメラがついていて、シャッターを切るときは、カメラのほうを見るようにパイロットが指示する。(写真ネパール3-1


nep3-1.JPG 

マチャプチャレの左右に広がる、アンナプルナやダウラギリの名峰が神秘的に美しい。湖の上を横切って降り始めたときに、大きな翼を広げた鷲とすれ違った。

 スイスの湖のようなフェワ湖畔の野外レストランで昼食。食後、湖の対岸の丘の上にある日本山妙法寺に車で行った(写真ネパール3-2)。ガイドブックにはポカラの町から妙法寺まで行く道は半日のハイキングコースとあるが、最近、頂上近くまで車で登れるようにのだという。車を降りて、美しい段々畑を見ながら急な道を20分ほど歩くと、1,113mの丘の頂上についた。

 フェワ湖を挟んでポカラの町全体を見渡せる。泊まっているホテルもよく分かった。しかし残念なことにヒマラヤの山々は雲に隠れて見えなかった。今の時期は乾期で、ヒマラヤ旅行に適したシーズンとされているが、高い山がよく見える時間帯はかなり少ない。今朝モーターグライダーで飛べたのは幸運だったようだ。

 

 


nep3-2.JPG都丸敬介(
2008.3.12)

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