なんでもマルチメディア(542):ネパール旅行記(2)

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 ホテルの屋上が最高のヒマラヤ展望台。6時半に展望台に出ると、東の空に金星が輝いていた。7時頃に朝日を受けた高い山頂が輝き始めた。北西から北東に向けて、130度くらいの広がりで白い山脈が連なる(写真ネパール2-1)。


遙か彼方のエヴェレストを確認した。

 空がすっかり明るくなると、雲が出始めて山が薄れてきた。十分に展望を堪能したので、食堂で朝食にした。食堂の広い窓を通してヒマラヤが見える。

 10時にホテルを出て、カトマンズに戻る道の途中にある古都バクタブルに立ち寄った。15世紀から18世紀にかけて王国の首都一つだった町で、多くの寺院がある。ニャタポラ寺院は5層の基壇の上に5重の塔がそびえる堂々とした建物である。基壇の正面階段の両脇には5種類の像が並び、下から順番に人から神へとレベルが高まる。(写真ネパール2-2

 


nep2-2.JPG 町の建物は
4階から5階の煉瓦積みで、隣同士がしっかりつながっている。道幅は車一台が通れる程度だが拡張する余地は全くない。

午後2時頃の航空機でカトマンズからポカラに移動。ポカラはアンナプルナ(8,091m)、マナスル(8,163m)、ダウラギリ(8,167m)といった名山が集まっている中央ネパールの登山基地として有名な町である。カトマンズとポカラの間の飛行時間は1時間弱で、便数もかなり多い。ヒマラヤが見える進行方向右側の座席を確保したが、山は雲に隠れて見えなかった。

空港のすぐ近くのホテル・ポカラ・グランデにチェックイン。雲がかかっていてヒマラヤの山が見えなかったが、ロビーでウエルカムドリンクを飲んでいる間に、ホテルの玄関の正面にマッターホルンによく似た形の大きな山が現れた。ポカラの象徴とされているマチャプチャレ(6,993m)だ。

都丸敬介(2008.3.4)

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