なんでもマルチメディア(541):ネパール旅行記(1)

2008127()

 バンコク発1045分のタイ航空TG-319便に乗り、3時間強でカトマンズに到着。入国審査は簡単に終わったが、荷物コンベアが故障したこともあり、預けた荷物が出てくるまでに1時間以上かかった。旅行会社に手配を頼んでおいた現地ガイドのジーバンさんが運転手と一緒に出迎えてくれた。ジーバンさんは日本語が上手で、研修のために数ヶ月日本(松戸)に滞在したことがあるという。

 カトマンズ市内のスワヤンブナート寺院と町の中心部のダルバール広場を見てから、郊外のナガルコットの丘にあるクラブ・ヒマラヤ・ナガルコット・ホテルに向かった。

市の中心部から西側に少し外れた丘の上にあるスワヤンブナート寺院(写真ネパール1-1)はヒマラヤ最古の仏教寺院だという。巨大な真っ白の土まんじゅうの上に四角い壁面を持つ塔が乗った様式は珍しい。四角形の塔の壁面に描かれた大きな目を見て、ヒマラヤ登山記録によく出てくるチベット仏教の寺院を連想した。

 町の中心部のダルバール広場は、いろいろな様式の王宮や寺院に囲まれていて、人通りが多く賑やかだ(写真ネパール1-2)。寺院は中国や奈良の仏教寺院に似たものが多い。形も色も落ち着いた木造建築で、どれも彫刻がすばらしい。あちらこちらに飼い主がいない野良牛が寝そべっている。

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 宿泊するホテルがあるヒマラヤの展望台ナガルコットはカトマンズの中心部から東に30kmほど離れている。カトマンズ市内は車が多く、幹線道路では無秩序に車がひしめいている。中心部から外れると道路の舗装部分と未舗装分の境界があいまいになり、事故が起こらないのが信じられないほど神業的に車が右往左往している。

 郊外に出て順調に走り始めると、道の勾配が急になった。ナガルコットの標高は2,100mあり、カトマンズから1,000mくらい登ることになる。段々畑が広がるこのあたりは、ガイドブックによると、良いトレッキングコースらしい。

 泊まるホテルはナガルコット最高級のクラブ・ヒマラヤ・ナガルコット。大きなログハウスの感じで、部屋はアメリカやカナダの山岳リゾートホテルのようだ。夕食はビュッフェスタイル。ヒマラヤビールがおいしかった。宿泊客の大半が韓国人の団体で賑やかだった。

都丸敬介(2008.3.2)

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