今年で結婚50年になったので、1月下旬から2月上旬にかけて、ネパールに金婚旅行に行ってきました。目当ては世界最高峰のエヴェレストを始めとするヒマラヤの山々を自分の目で見て、空気を体感すること。今の時期は乾期で天候が安定していますが、相手が高山なので、霧や雲が出れば見えません。幾日も山道を歩く体力は失せてしまったので、遊覧飛行に期待することにしました。
写真:ヒマラヤ1は、首都のカトマンズ空港から運行されている山岳遊覧飛行機の機内から写したものです。一番高い山がエヴェレスト(8,849m)で、その右側がローツェ(8.516mです。7,000m級から6,000m級の山が延々と連なっている景色は壮大でした。この飛行機の搭乗券は行き先がMOUNTAINとなっていました。
山が最も美しい時間帯は、朝日がでるときだということなので、日の出前の6時半に出発する最初の便を予約していたのですが、6時過ぎに濃い霧が空港を覆い、航空機の離着陸ができなくなりました。結局空港の待合室で4時間待ったのですが、その日のスケジュールの都合で折角の遊覧飛行をあきらめた多くの人たちは気の毒でした。
写真:ヒマラヤ2は、マナスル(8,163m)、アンナプルナ(8,091m)、ダウラギリ(8,167m)などの名山が連なる中央ネパールのリゾート都市ポカラ郊外の展望台から見たヒマラヤの朝です。ポカラではパイロットと二人乗りのモーターグライダーに乗り、鳥になった気分を味わいました(写真:ヒマラヤ3)。ポカラの標高は800mほどですが、離陸してすぐに4,000mくらいまで上昇し、エンジンを止めてゆっくりと山の近くを舞います。
2機しかないモーターグライダーを1時間借り切ってアベック飛行したことは一生の思い出になると思います。また一つ夢が叶いました。
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