なんでもマルチメディア(548):パソコンのソフトウェア

シニア世代を対象とするパソコン教室のまとめ役を引き受けてから2年近く

になります。人生経験が豊かで、時間と好奇心がたっぷりある人たちが興味を

持つようなテーマを探してテキストを作る作業には大きな時間がかかります

が、それよりも、教室で使う機材、特にソフトウェアの整備が大変だというこ

とを体験しました。

 ワードやエクセル、インターネットエクスプローラ、アウトルックエクスプ

レスといった、マイクロソフトの定番ソフトウェアでも、違うバージョンが混

在していると操作が混乱します。助成金もないボランティア活動なので、教室

にある寄せ集めパソコンの機能を合わせるだけでも簡単なことではありません

でした。

 パソコンの魅力を皆で体験して、新しいことを身につけるためには、上記定

番ソフトウェアだけでは不十分です。用意した教材に対する受講者の反応や要

望を見聞すると、写真の加工や整理、あるいは画像処理について関心が高いこ

とが分かりました。この分野のソフトウェアはかなり高額でしかも操作が厄介

です。教室で使うソフトウェアは、受講者が小遣いで買えて、家でテキストを

見ながら使えるものでなければなりません。

そこで、いくつものソフトウェアを入手して使ってみました。最近は、イン

ターネットで入手できる無料ソフトウェアもいろいろありますが、受講者に推

奨できるものはなかなか見つかりません。幸いなことに、昨年発売になったい

くつかのソフトウェアが要件を満たすことを確認しました。低価格で使いやす

いソフトウェア製品は大別して2種類あります。第1はマイクロソフトの製品

との類似性が高いものです。ワードやエクセルと互換性がある製品は、マイク

ロソフトの製品の10分の1程度の価格で購入できます。第2は定番製品とファ

イルの互換性があるけれども使い方が全く違うものです。このような製品で優

れたものを見つけ出すと嬉しくなります。ただし、市販のテキストがないの

で、使いこなすためのテキストを書き下ろさなければなりません。これも楽し

みの一つです。

都丸敬介(2008.4.8)

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