なんでもマルチメディア(454):ミャンマー旅行記(4)

3月19日(日)マンダレー(2)
 マハムニ・パゴダ拝観。本尊は高い段の上にあり、信者が金箔を張り付ける。ただし、内陣は女人禁制で男性しか金箔を張り付けられない。真偽のほどは確かでないが、数百年にわたる金箔の張り付けで、仏像はかなり太ったはずだという。(写真)
マハムニ・パゴダ.jpg
ホテル・マンダレーにチェックイン。ヤンゴンで泊まったホテルの系列で新しい。たっぷり昼寝をして4時に午後の見学に出かけた。
旧王宮は一辺が3kmの正方形の敷地にあり、城壁とその外側の幅広い堀に囲まれている。現在は軍が管理しているので、敷地内にはいるときの身元確認は厳しい。海外旅行者はパスポート番号を届け、タクシーの運転手は運転免許証を預ける。ただし城壁の内側では軍人を見かけなかった。王宮の建物があるのは中心部の一部分だけで、そのほかの場所では一般人が生活している。王宮の建物は第二次世界大戦中に焼失したのを復元したもの。壮麗な建物を見事に再建している。
 チーク材で作られたシュエナンドー僧院を見学。当初は金箔が貼ってあったというが、今ははがれて黒ずんでいる。建物内外の壁面は多数の四角い枠に区切られて、その中に彫刻が施してある。長い年月の雨風にさらされたにも関わらず、金箔が残っている手の込んだ彫刻が見られる。
今日の最終目的地である、マンダレーの町を見下ろすマンダレーヒルの手前でクドードォ・パゴダを拝観。このバゴダはバガンのシュエジゴン・バゴダを模したという。巨大な金色のパゴダの周囲に白亜の小さなパゴダが整然と並んでいる。その数は729。一つ一つのパゴダの中には、畳半分ほどの石版に刻まれた梵語の経典が収められている。世界最大の経典だという。(写真:経典を収めた小パゴダ群)
クドードォ・パゴダ.jpg
マンダレーヒルは平地の中に盛り上がった高さ200mを超す丘で、頂上部分全体が裸足で入る聖地になっている。エレベーターがあるが停電のため長い石段を歩いて登った。見下ろす王宮の北側にはサッカー・スタジアムやゴルフ場が並び、その向こうには広大な水田が広がっている。
都丸敬介(2006.04.06)

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