なんでもマルチメディア(559):新聞を読んで

毎週一回、NHKラジオ第一放送に「新聞を読んで」という番組があります。毎回替わる解説者が、一週間分の数種類の全国紙新聞を読んで、注目した記事の要点や感想を解説する番組です。放送やインターネットが発達した影響で新聞の購読者が減り続けているようですが、新聞には他のメディアとは違った長所があります。私は数種類の新聞を定期購読していますが、その最大の理由は、多面的なキーワードが飛び込んでくるからです。

 今朝(2008623)の朝日新聞に「学士の質 どう保証」という見出しで、大学全入時代になって低下してきた大学卒業者の資質について、中央教育審議会と経済産業省の取り組みを解説しています。中央教育審議会が検討している「学士力」指針項目の定着に期待しますが、どのようにして実現するのかということが大きな課題です。

 同じ新聞の「簡単・でか字の高齢者向けPC」という記事で、富士通が高齢者層をターゲットにして発売したパソコンの特徴やアフターサービスが紹介されています。パソコンの普及率が飽和状態になった現在、1千万の潜在需要があると推定されている高齢者層はメーカーにとって重要な市場でしょう。ただし、この市場を掘り起こすには、パソコンの基本的な操作方法を見直す必要があります。高齢者パソコン教室で指導をしていると、既存のパソコンの基本的な操作のいくつかが、重大な障壁になっていることが分かります。

都丸敬介(2008.6.23

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