なんでもマルチメディア(558):デジカメとパソコン

シニア世代のパソコン教室で指導をしていると、ときどき思いがけないことに気がつきます。デジカメで撮影した写真のデータをパソコンに取り込んで補正や加工をする講座では、デジカメの写真データをパソコンに取り込めるということを知らなかった人が何人かいました。

 撮影した写真のデータが一杯になったデジカメのメモリー・カードを、そのまま保存しているというのです。また、メモリー・カードのデータをパソコンにコピーして取り込めることを知っているけれども、メモリー・カードの写真データを消去できることを知らなかったということで、多数のメモリー・カードを保存している人もいます。

 そこで、パソコンに写真データをコピーした後でデータを消去すればメモリー・カードを何度でも使えるという、デジカメの基礎的なことを知らない人がいるという現実に気付きました。念のために、手元にある複数機種のデジカメの取扱説明書を調べたところ、要らなくなった写真データを消去(削除)して、メモリー・カードを何度でも使えるということの説明は皆無でした。写真データの選択的消去や全消去の方法が記載されている取扱説明書もあるので、メモリー・カードのデータを消去できることは常識だというのでしょうが、常識だと考えるのはカメラ・メーカーの独断かもしれません。

 パソコン教室では、写真屋に頼んでプリントしていた写真を、パソコンを使って自分でプリントできるようになって感激している人が少なくありません。パソコンを使って、はがきに写真を取り込んだけれども、写真の上に文字を書き込むことがうまくできないという人もいます。好奇心と新しいことに挑戦する意欲が旺盛なシニア世代の手伝いは楽しいことです。

都丸敬介(2008.6.16

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