なんでもマルチメディア(421):アラスカの旅(4)

2005年8月29日(月)
 天気はあまり良くないが、予約していた10時出発のマッキンレー山遊覧飛行機が飛ぶことになった。パイロットを含めて7人乗りの双発セスナに乗る。飛行時間は1時間強。離陸して20分ほどで雲の上に出た。雪に覆われた山々がまぶしい。説明がないので確認はできなかったが、マッキンレー山と思えるかなり高い山の近くを回った。
 飛行場からはロッジに戻らず、アラスカ鉄道の駅に直接送ってくれた。アンカレッジまでのアラスカ鉄道の特急列車は1日1往復。アラスカ鉄道の車両の後に旅行会社所有の2階建て展望車が付く。展望車は2階が座席で1階が食堂。特急といっても速度は非常に遅い。急カーブの連続でスピードを出せないのだろう。
12時20分にデナリの駅を出発し、3時間ばかり走ったところで列車が動かなくなった。1時間くらいしてから、荷物車のブレーキホースが損傷したので修理中という情報が入った。6時20分にタルキートナで停車。タルキートナは大きな町でマッキンレー登山の基地になるという。
タルキートナを出発してしばらくしてから、故障した荷物車を切り離したので、荷物はアンカレッジから車で取りに来ることになったという説明があった。荷物が何時にホテルに着くか分からないということだが、誰も苦情を言わなかった。
 午後10時頃、アンカレッジのマリオット・ダウンタウン・ホテルに着いた。以前、ノルウェーで、ベルゲンからオスローまで8時間くらいの高原列車の旅をしたときにも感じたが、ゆっくり走る列車の窓から、延々と続く山や森を見ていると、完全に時間を忘れてしまう。
mackinley.jpg
マッキンレー山
都丸敬介(2005.09.07)

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