インターネットで本を読む時代がくることは、インターネットの商用サービスが始
まった1990年代から期待されたことであり、いろいろな機器やサービスが開発されて
きました。しかし、なかなか普及が進んでいません。こうした中で、米国のアマゾ
ン・ドット・コムが日本でも発売した電子書籍端末「キンドル」が」大きな話題にな
りました。米アマゾン・ドット・コムは、さらに今年10月に、電子書籍をパソコンで
読むためのソフトウェアの無料配布を始めました。
私は、アマゾン・ドット・コムのサービスではなく、Flibという電子ブックをとき
どき読んでいます。これは2007年に日本国内で始まった無料サービスです。Flibに
は、小説、絵本、雑誌などがあり、小説の分野には、著作権が切れた、太宰治、芥川
龍之介、宮沢賢二、など多数の作家の作品が並んでいます。絵本にはナレーションが
付いているものもあります。
Flibはフリップブックの略で、本のページをめくる感じで、書面がパソコン画面に
表示されます。非常に見やすく、長時間読んでいても疲れません。
Flibのホームページアドレスは「http://www.flib.jp/」です。キーワード検索で
「Flib」と入力しても、ホームページを開くことができます。Flibを読むためには、
「FlipViewer」というプログラムが必要ですが、これは無料でダウンロードしてイン
ストールできます。
時間にゆとりがあるシニア世代には推奨できます。指導をしているシニアパソコン
教室で紹介したところ、かなり好評です。
都丸敬介(2009.11.23)
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