2010年4月28日、カメラだけをぶらさげて、ミラノからフィレンツェに日帰りで行ってきました。ミラノとフィレンツェは300km離れていますが、2009年12月に開通した高速鉄道のユーロスター・イタリアを利用すると、片道1時間45分です。全席座席指定なので、ミラノ発9時15分でフィレンツェ着11時と、フィレンツェ発18時でミラノ着19時45分の切符を日本で買っておきました。フィレンツェの中心部は駅から歩いて行ける距離なので、たっぷり歩き回って、明るいうちにミラノに帰ってきました。
クーポラと呼ぶ有名なドーム状の屋根があるドゥオーモ(大聖堂)(写真?)の中は単純な構造で、ステンドグラスがなければ大講堂のような感じです。右側の八角堂「サン・ジョヴァンニ礼拝堂」は11世紀の建物です。
ドゥオーモから300mほど離れた、市庁舎になっているヴェッキオ宮殿前の広場で、プラカードを掲げ、ブラスバンドが続く行列に出会いました。ヴェッキオ宮殿の前にはミケランジェロの最高傑作といわれる「ダヴィデ像」の複製があります?。実物はドゥオーモから300mほどのアカデミア美術館の中にあります。
ヴェッキオ宮殿に隣接した、フィレンツェ最大の美術館「ウフィツィ美術館」の入り口を通り過ぎてアルノ川に出て、ヴェッキオ橋を見ました(写真?)。橋の上に店が並んでいます。ヴェッキオ橋の先にいくつもの橋が並んでいる景色は、フィレンツェの写真でよく見かけるものです
ウフィツィ美術館にはルネッサンスの巨匠たちの絵画や彫刻がたくさん並んでいます。キリスト教に関するものが多く、ルーブル美術館のような華やかさを感じません。ボッティチェルリの「ヴィーナスの誕生」と「三美神」はこの美術館の目玉だけのことがありますが、美術本で見慣れた色彩よりもくすんでいました。この美術館で3時間ほどの時間を過ごしたあと、初夏のような暑い日差しを感じながら飲んだビールは格別でした。
スポンサーリンク