なんでもマルチメディア(631):ネパールの寺院

ネパールの首都カトマンズの中心部から少し外れた丘の上に、ヒマラヤ最古の仏教寺院だというスワヤンブナート寺院があります。(写真1) 境内にはいろいろな様式の塔が雑然とした感じで並んでいます。巨大な真っ白の土まんじゅうの上に乗った、四角形の塔の壁面に描かれた大きな目を見て、ヒマラヤ登山記録によく出てくるチベット仏教の寺院を連想しました。

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 市の中心部のダルバール広場は、多数の王宮や寺院に囲まれている賑やかな場所です。寺院は中国や奈良の仏教寺院に似たものが多く、形も色も落ち着いた木造建築です。どの建物にもすばらしい彫刻があります。あちこちに飼い主がいない野良牛が寝そべっている光景はのどかです。(写真2)

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カトマンズから12kmほど離れた古都バクタブルは、15世紀から18世紀にかけて王国の首都の一つだった町で、多くの寺院があります。ニャタポラ寺院(写真3)は5層の基壇の上に5重の塔がそびえる堂々とした建物です。基壇の正面階段の両脇には5種類の像が並び、下から順番に人から神へとレベルが高まります(写真4)。ネパールは気持ちが落ち着く不思議な国です。

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