なんでもマルチメディア(524):Windows Vista
普段使っているWindows XPパソコンの1台をWindows Vistaに改造しました。XPに満足しているので、Vistaに改造する積極的な理由はなかったのですが、指導をしているシニア・パソコン教室の受講者でVistaパソコンを購入した人が増えてきたことから、質問に答えるために感触をつかんでおきたいと考えたのが動機です。
導入したVistaはHome Premiumです。既存のアプリケーション・プログラムやデータをそのまま継承するために、新規インストールではなく、アップグレードしました。継承したプログラムやデータが多かったためか、アップグレード作業に5時間かかりました。
既存のアプリケーションやデータをほぼ完全に継承できましたが、継承できなかった機能もあります。継承できなかった機能の一つに、以前ハンドレッドクラブの会合で知り合ったワコム社の方から頂戴したペンタブレットがあります。重宝していただけに、使えなくなったのはショックです。この他に、パソコンを起動するたびに、継承できなかったことの警告が出る機能があり、これを取り除くのに苦労しました。
発売前から大きな飛躍があると思わせるいろいろな解説が出回っていましたが、実際に使ってみるとこれは素晴らしいと感じることがほとんどありません。Windows 95、98、Meと使ってきて、XPが出たときにようやく十分な完成度に達したと実感しましたが、VistaではXPよりも不便になった機能がいくつかあります。どのような設計思想からこうなったのか分かりませんが、改造したパソコンを元のXPに戻すことができないので、我慢するしかありません。
都丸敬介(2007.9.30)
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