なんでもマルチメディア(495):シニアの海外旅行

今年頂戴した年賀状の中に、海外旅行の写真や体験談がかなりありました。同年代の友人と共有できる情報が増え続けるのは楽しいことです。このメールを配送しているハンドレッドクラブのメーリングリストを利用して、ハンドレッドクラブの会員の皆さんからも、海外旅行のことや身近なできごとのお話を聞かせて頂きたいと願います。
 昨夜のテレビで放映された、1977年に制作された「007私を愛したスパイ」を見ていて、ライトアップされたスフィンクスがエジプト古代史を語る場面や、カルナック神殿の巨大な石柱群がロケの道具に使われていたことを思い出しました。カルナック神殿はアガサ・クリスティー原作の「ナイルに死す」の映画の中にも出てきます。
夜、スフィンクスの前の広場に並べられた椅子に座して、エジプト古代史のショーを見たことがあります。足下から伝わってくる寒さに耐えられなくなり、大半の観客はショーの途中で引き上げていきました。翌日の昼間、改めてスフィンクスの写真を撮りに行ったときは焼けるような暑さで、砂漠の温度差の激しさを実感しました。
 当たり前のことですが、海外旅行の楽しさは体調に大きく左右されます。旅行先で同年代の70代の人と知り合うことがときどきありますが、みな元気です。それでも話を聞くと、大病を患って回復に努力したという人が少なくありません。海外旅行を楽しみたいという目的のために体調を整えることは、日常生活にもプラスになることです。
 今年はどこに行こうかと考えながら体を動かしています。
都丸敬介(2007.1.22)

なんでもマルチメディア(494):企業の技術力

新年早々、米アップルが新製品の携帯電話「iPhone」を発表して話題になっています。解説を見ると、携帯電話機の大きさの汎用的な情報通信端末といった感じです。同時に社名を従来のアップルコンピューターからアップルに変えたことに、パソコンメーカーから変身した意気込みが感じられます。
 マイクロソフトのウインドウズ95を初めて使ったときに、ようやくアップルに近づいてきたという印象をもちました。それから10年以上経って発売されたウインドウズ・ビスタが注目されていますが、まだアップルを追い越す状態にはなっていないようです。
 米国の2006年の年間取得特許件数ランキングを見ると、マイクロソフトが12位に入っていますが、アップルは20位以内に入っていません。日本企業は20位以内に9社が入っていますが、インターネットの構成機器のトップ企業である米シスコ・システムズは入っていません。世界有数の研究所をもっている通信事業者も20位以内には1社も入っていません。
 特許取得件数が企業の技術力の評価指標に使われることがよくありますが、特許には、製品として利益を生み出す攻撃的な特許と、製品に反映する予定がない防衛的な特許があります。出願件数や取得件数が多い企業の特許には、防衛的な特許が多く含まれる傾向があります。特許の出願や登録された特許の維持にはかなり大きなコストがかかりますが、取得した特許を企業の利益に活かすのは簡単なことではありません。特許取得件数ランキングの上位に入っていない企業の特許戦略には興味があります。
都丸敬介(2007.1.15)

なんでもマルチメディア(493):NGNへの期待

昨年(2006年)11月、NTTがNGN(次世代ネットワーク)の現場試験(フィールド・トライアル)を始めました。この試験開始の数ヶ月前から情報通信関係の雑誌や学会誌でNGN関係の記事が目立ち始め、単行本もいくつか出版されました。
 NGNの基礎はブロードバンドIPネットワークです。ある新聞で、「NGNに熱心なのは日本とヨーロッパの一部の通信事業者だけであり、米国ではほとんど関心がない」という趣旨の記事を見たことがありますが、1980年代に実用になったISDNでも同じようなことがありました。
NGNが産業や社会生活にもたらす影響はISDNよりもはるかに大きく、これによって新しい時代が始まると考えられます。NGNは1980年代から行われてきた多くの研究開発と失敗を含む経験の集大成といえます。「ブロードバンドIPネットワークは、ADSLやFTTHといった高速アクセス回線を使うインターネットとして、すでに実現されているではないか」という人もいますが、NGNに対する大きな期待はサービス品質保証が加わることです。現代社会を支える情報通信基盤あるいは情報流通基盤には、災害や異常事態が発生したときの堅牢性とサービス品質の保証が求められます。携帯電話やインターネットの発展の陰で衰退が進む固定電話の大きな長所は堅牢性とサービス品質保証です。
 NGNの技術を見ると、インターネットの弱点を解決することに力を入れていることが分かります。NGNの本格的な普及が進むとされている2010年にどのような状態になるのか、結果を見るのが楽しみです。
都丸敬介(2007.1.8)

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なんでもマルチメディア(492):年末年始の音

平成19年(2007年)が穏やかに始まりました。明けましておめでとうございます。
 毎年のことなのに、昨夜の除夜の鐘の音と、それに重なる、新年を祝う汽笛や花火の音がいつもよりも鮮明に聞こえました。
 私の家から直線距離で1kmばかりのところに、724年創建といわれる、神武寺という天台宗のお寺があります。逗子湾と東京湾の間に横たわる丘陵の高い場所にあるお寺なので、ここの鐘の音は家にいても良く聞こえるのですが、昨夜はほかにも3種類の鐘の音が聞こえました。
 新しい年が始まった0時には、ヴオーという船の汽笛が一斉に聞こえてきました。どこにいる船かは分かりませんが、東京湾の追浜か八景島のあたりではないかと思います。花火の音は東京湾側だけでなく、逗子湾側からも聞こえてきました。夏の花火大会は、葉山、逗子、鎌倉と、開催日が違うので、それぞれの場所からの音の違いが分かりますが、一斉に打ち上げられた花火の音は、夢うつつの状態では聞き分けられません。
 現役時代、家族で米国オーランドのディズニーワールドに新年のカウントダウンを見に行ったことがあります。12月29日に行き、ディズニーワールドの中のホテルに泊まったのですが、29日と30日の両日ともに、ディズニーワールドが閉園になった午後11時頃から盛大な花火のリハーサルが始まったのには驚きました。ベッドに寝ころんでリハーサルの花火を堪能した後、大晦日の夜は大きな池の畔で寒さに震えながら大騒ぎを見物しました。
 平穏に新年を迎えられる時代が続くことを祈ります。
都丸敬介(2006.12.17)