なんでもマルチメディア(592):ブイヤベースとマルセイユ


1972
年に職場が武蔵野市から横須賀市に移転なり、逗子市に住むようになりました
。その頃は、珍しさもあり、三浦半島のドライブを楽しんでいました。ある日、食事に立ち寄った観音崎京急ホテルのレストランで、ブイヤベースに出会いました。始めて食べたブイヤベースが気に入って調べたところ、マルセイユの漁師の料理がルーツだということがわかりました。

 そのときから4分の1世紀たった1997年のゴールデンウイークに、アヴィニョンに滞

在してフランスのプロヴァンス地方を観光しました。近くまで来たのだから、本場の

ブイヤベースを味わおうということで、TGV(新幹線)に乗ってマルセイユに行きま

した。


marseille(kyukou).jpg 良い店があるという旧港(写真)に行き、一軒の店に目を付けましたが、昼食時間
には早すぎたので、タクシーで市内観光をすることにしました。タクシーのたまり場に行って、英語が話せる運転手を見つけ、ガイド代込みで2時間の契約をして、行く先は任せました。

 最初に行ったのが、地中海から港に入る入り口の小高い丘の上にあるノートルダ

ム・ド・ラ・ガルド寺院でした。高い塔のてっぺんに、町と海の安全を守るマリア像

(写真)
がある寺院の境内からの展望は見飽きません。アレクサンドル・デュマの名
作”巌窟王”の舞台になった牢獄の島がすぐ近くにあります。

 

運転手にブイヤベースの店を推薦してもらったところ、奇しくも目を付けた店でし

た。バケツのような深い鍋に一杯入ったブイヤベースは食べても食べても減りませ

ん。堪能して、その後のアヴィニョンに戻るまでのことは全く記憶にありません。
 
marseille-maria.jpg


 


都丸敬介
(2009.3.23)

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