1月も後半に入り、年賀状の季節が終わりました。今年もたくさんの年賀状を頂戴
しましたが、喪に服しておられるとの連絡も少なからずありました。私自身70代後半
の後期高齢者ですから、いつ知人の住所録から私の名前が消えてもおかしくないので
すが、私の住所録から親しかった人の名前を削除するのは悲しいことです。
一方では、最近知り合った人たちからの年賀状で、いくつもの新たな喜びをいただ
きました。指導をしているシニアパソコン教室の受講者で、昨年は手書きの年賀状を
頂いた方から、今年は見事な写真入り年賀状やイラスト入り年賀状をいただきまし
た。昨年の9月にパソコンの学習を始めた人からいただいた、「パソコンで年賀状を
作れました」というメッセージからは喜びが伝わってきました。
話が変わりますが、古い写真を復元する講座で、いくつかの感動的な出来事があり
ました。小学生時代の集合写真の一部を切り出して拡大していた受講者の一人が、元
の写真では判別できなかった友人たちの顔を見ているうちに、一人一人の名前を思い
出してなみだぐんでしましました。亡くなられたお母様の一枚しかない写真を復元、
複製して姉妹に送り喜ばれたという人や、数代にわたる家族の写真を一枚にまとめた
人がいます。
シニア世代の人たちの感性とチャレンジ精神に、あらためて感心しています。
都丸敬介(2009.1.18)